災害時のGNSS測量
GIS使用

Trimble DA2は災害時にも高精度位置情報をご提供いたします。補正情報はインターネット回線が必要ですがTrimble RTXテクノロジーはインターネット回線の他に衛星から補正情報が取得できます。

Trimble DA2 特徴 災害時

GNSS（Global Navigation Satellite System）は、建設現場や測量業界など、位置情報が必要とされる分野で広く使用されている技術です。また、GIS （Geographic Information System）は、インフラや公共施設の管理、環境保護、都市計画など、多岐にわたる分野で使用されています。

しかし、一般のGNSSは、災害時には通常のインターネット通信ができなくなり、補正情報が使用できなくなるため、測量が困難になるという問題があります。

この問題を解決するために、衛星から直接補正情報を受信することができるTrimble RTXテクノロジーを使用しています。これにより、災害時などインターネット通信ができない状況でも高精度の測量や位置情報の提供が可能になります。

小型のアンテナ

Trimble DA2のアンテナは、他のGNSSの測量アンテナより小型で軽量なため、簡単に持ち運びができるメリットがあります。日常的に車に搭載できるほどコンパクトなので荷物の量を減らすことができます。 災害時は、被災地での状況や救助活動に合わせて素早く移動できることが重要です。Trimble DA2であれば、持ち運びが容易なため、このような難しい状況でも使用することが可能です。

Trimble DA2のアンテナは、小型で軽量なため、持ち運びが容易であり、災害時にも素早く対応できます。特に、被災地での移動や救助活動が必要な場合には、荷物の量を減らすことができるため、大きなメリットとなります。

バッテリー

Trimble DA2は、モバイルバッテリーが使用できる仕様となっており、通常のGNSSと異なり、専用のバッテリーや充電器が不要です。通常のGNSSは専用バッテリーを使用するため、充電器を持ち歩く必要があり、緊急時に直ぐに使用することができない場合が多いですが、Trimble DA2はモバイルバッテリーを使用することで、即座に充電することが可能です。

災害時には、通常の生活に必要な電力が供給されない場合があり、携帯電話やライトなど、必要不可欠な機器の電源確保が困難な状況が生じます。そのような緊急事態においても、Trimble DA2は、手持ちのモバイルバッテリーを使用することで、直ぐに使用することができます。

また、モバイルバッテリーは手軽に持ち運びができるため、Trimble DA2の使用場所や時間を限定することなく、自由に移動しながら測量作業を行うことが可能です。

Trimble RTXテクノロジー

Trimble RTXテクノロジーは、Trimble社が提供する高精度な位置情報補正サービスです。GPSやGLONASSなどの衛星システムから受信した位置情報を、Trimble RTXネットワークから受信した補正情報によって補正することで、より高い測量精度を実現します。

Trimble RTXテクノロジーでは、GNSS信号の反射や大気の影響による誤差など、測量における一般的な誤差を抑えるための補正情報が提供されます。また、インターネット通信を介して補正情報を取得することのほか、衛星からも補正情報を受信できるため、通常のGNSSが使用できない状況でも高精度な測量が可能となります。

Trimble RTXテクノロジーはTrimble DA2とTrimble Penmapと使用することで、市街地・森林等で一般のGNSSでデータが取得しにくい場所でも位置情報の取得が可能です。

災害時のGNSS測量

GNSS測量は、Global Navigation Satellite System（GNSS）を利用して、地球上の位置を決定する技術です。災害時には、GNSS測量が以下のようなことをしています。

地震や津波の被害状況の把握

災害後、GNSS測量によって、地震や津波の被害状況を把握することができます。 GNSS測量のデータを解析することで、建物や地盤の変位や移動、地盤沈下などの情報を把握することができます。

被災地の復旧作業のサポート

GNSS測量は、建物や橋、道路、トンネルなどの被災した施設の復旧作業をサポートするために利用されます。 GNSS測量によって、被災した施設の変形量や位置情報を把握し、復旧作業の計画を立てることができます。

災害予防に向けた情報収集

GNSS測量は、災害予防に向けた情報収集にも利用されます。例えば、地盤沈下や地殻変動などの現象を監視し、災害発生のリスクを予測することができます。また、津波警報や避難勧告などの情報を、より正確に発信することも可能です。

レスキュー活動のサポート

災害時には、被災者の救助や生存者の捜索が急務です。 GNSS測量は、救助隊員が被災地を移動する際に、正確な位置情報を提供することで、レスキュー活動を支援することができます。

Trimble DA2 と Penmap

Penmapを使えば簡単にGIS用途としてご使用できます。データはTrimble Connect経由での受け渡しとなり、年間サブスクリプションでのご使用になります。

通常観測、杭打ち、オフセット、既知点A・Bから未知点Cの計測が可能
設定した時間（秒）毎、距離毎に自動でポイントデータを取得

デバイス : Androidデバイス
背景MAP : Google Earth他、各種マッププロバイダーの背景データに対応
補正 ： VRS,RTK,SBAS,RTK,NTRIP
データ ： shp、DWG、CSV等のデータのインポート/エクスポート
※CSVファイルでエクスポート→LANDRiV Officeで読み込み→Simaファイルを出力が可能です。

Trimble DA2 精度

Catalyst サービス サブスクリプションは精度により価格が異なります。
■Catalyst 1 cm（年間サブスクリプションと時間制のプリペイド）
■Catalyst 10 cm（年間サブスクリプション）
■Catalyst 30 cm（年間サブスクリプション）
■Catalyst 60 cm（年間サブスクリプション）

お勧め機種

Trimble R2

Trimble R12i

Spectra SP85

Trimble R4s